オトコ嫌いなあたしと、オンナ嫌いなあなた。【完結】

あたしってば、子どもがいるような年に見られるほど老けて見えた?


やっぱりナギに毎日こき使われてるせいかも。

そういえば、最近肌荒れがひどいし。

「杏子お姉ちゃん、次は動物見に行こうよ!マモルお兄ちゃんが言ってた、ユニコーンとか人魚のモデルになったのが見たいんだ!」


お昼近くになってたから、植物園エリアと動物園エリアの間にある芝生の広場ではたくさんの家族がお弁当を広げてた。


あたしたちはもう少し後にしよう、って決めて通り過ぎようとした時。


「あっ!!」


博君が小さく声を上げて、あたしの体にぴったりとくっついてきたから。


「どうかしたの?」


「う……ううん!なんでもない!早くいこうよ!」


博君はどうしてか急いでたけど、なんか様子がおかしい。


あたしは気になって彼の見てたらしい方角にちらっと目を遣ったら、3人連れの親子がいただけ。


とはいっても、中学生か高校生くらいの男の子が、今どきお母さんと仲良く動物園?


あたしはどうしてか、その親子が妙に印象に残った。