ファウンティンに捧ぐ歌

「ちゃんと戦士にお礼言えよ。おまえが飲んだんだろうが」

「うん……ありがとう」

なんとかそう言った。

「じゃぁ、また明日、学校で」

「ああ、じゃぁな」

剣崎君の言葉に守が答えて、私は一礼をして『ローズ』を出た。



……ヤダ、どうしてだろう?

急に体がガクガク震えて、思うように歩けない。



えっ?

急に肩を抱かれて、驚いてそっちを見る。



……守?