「泉、起きなさい。いつまで寝てるの……泉」 お母さんの声。 ……って事は、もう朝なんだ。 カーテンが開いてるのか、眩しい。 目を瞑ったままで、そう思う。 「泉。守君、もう来てるのよ」 えっ?! 「今、何時っ?!」 急に、ガバッ、と起きたもんだから、お母さんは驚いていた。