ファウンティンに捧ぐ歌


「ねぇ、これからどうする?」

私がそう訊くと、従利が即答した。

「私と剣崎君は遠慮するから、2人はデートしていけばいいよ」



で、デート?!

一瞬、声が出なかった。



「今更デートなんて、おかしいぜぇ。いいから、4人で何処か行こう……なぁ、泉」

「うん」

私、思いっきり頷いた。