ファウンティンに捧ぐ歌

「あの……守も、一緒に」

「2人で話した方がいい……そうだろう、従利?」

私のセリフを遮るようにして、守はそう言って従利へ声を掛けた。



「そうだね。泉と2人だけで話がしたい」

「じゃ、そう言う事で」

私が口を挟む間も無く、従利の答えに守は一言そう言って、自分の家に小走りで駆けて行った。



「守」

思わず小さな声で呟く。



「泉、外は雨だから、部屋で話したいんだけど」

従利の声に、ハッとした。



「あっ、ごめん。どうぞ」

私は門を開けて、玄関へ向かった。