そんなの、気が付かなくていいよぉっ! 内心そんなふうに叫んでいたけど、隣からはクスクスと笑い声がする。 そして、家の前の通りを歩いていると、守が急に立ち止まった。 「……従利……」 えっ? 守の小さな呟きが聞こえ、家の方を見ると、従利が立っていた。 ドキン 忘れかけていた夢の事を思い出し、心臓が鳴った。