ファウンティンに捧ぐ歌

「ちょ、ちょっと、守? 手を繋ぐよりも、は、恥ずかしいんだけど!」

「気にすんな……ほら、帰るぞ」



えぇ?! 

私の言葉を軽く流し、守と密着した状態で雨の中へと足を進めた。



私が保健室に居たせいで、みんなと下校時間がずれた為か、回りには誰も居なかった。

でも。

心臓がバクバク言っているのが、分かる。



私は緊張のせいで、何も言えなかった。

守も黙っていたので、お互い沈黙したままだった。