ファウンティンに捧ぐ歌

守が私を右手で抱いたまま、左手で私の髪を優しく何度も撫でた。



なんだろう?

ドキドキする。



けど。

心の中が温かくなる。



何も言わない守。

でも、触れられている髪の毛の1本1本から、守の愛情が伝わってくる気がした。



「……泉……」

しばらくして、やっと守が口を開いた。



「何?」

「俺の名前、呼んで?」



えっ?