ファウンティンに捧ぐ歌

「だから、今日から俺は目覚めたんだって、新しい自分に」

そう言って守は、私の頭に乗っていた手を下ろし頬に触れた。



ドキン ドキン ドキン……



免疫が無い。

守が触れてる頬が、沸騰しそうに熱くなる。

ドキドキが止まらない。

恥ずかしくて仕方ないのに、守から視線をそらせない。