ひと夏の恋~満月の夜から始まった28日間の奇蹟~



~~~アキラside~~~


イベントが行われているという店に入った。


好きな台を確保できたので、クミちゃんに実況報告のメールを送っていると、声をかけられた。







「なんや、アキラ来てたんや。」


「あ、シンさん。」




手に持っていた携帯をすぐにパタンと閉じた。


やり取りの画面を見られていたわけではないのだけれど、落ち着きを失ってしまうオレ。