しばらくしてTシャツ、短パンというラフな格好に着替えてきたアキラ。 24時間営業のスーパーの駐車場に私の車を移動させてから、彼の車の助手席に乗り込む。 「今日はどこに行こうか?」 というアキラに、 「今夜はT町に行ってみようよ。」 と隣町のS海水浴場を目指して走ってもらった。 そこは、大学生の時に友達と泳ぎに行ったことがあったけれど、普段はあまり来ないところで、私自身も場所はうろ覚えだった。 近い所を走ってはいたと思うのだけれども、いつの間にか行き止まってしまった。