~~~アキラside~~~ BBB クミちゃんからの着信に、ドキっとしつつ通話のボタンを押した。 「仕事は目処ついたぁ?」 ちょっぴり間延びしたクミちゃんの声。 酔っぱらっているのが判る。 「おかげでなんとかなりそうやで。花火は何時からなん?」 「9時からなんよ。遅いやろ。もうその頃は大阪やなぁ。」 「まだそこまで行ってへんかも。ええなぁ、花火。オレも見たいわぁ。」 怒られないと分かったので、くつろいだ雰囲気で会話を続けた。