そんな風に考えると、生足にあたる風が、妙にひんやりと感じられた。 膝にかかるスカートがなんだか気恥かしくなって、その端っこを少し引っ張ったりしてみる。 昨夜からの不安な気持ちは拭えなくて、いつも以上に明るい声でおどけてみせる。 そんな自分自身にちょっぴり苦笑しつつ、今夜のドライブコースを考えて、車を市の中心部に向けて走らせてもらった。