だから事が済んだ後、これ以上
一緒にどう時間を過ごしていいのか
解らなくなって、

俺は後輩の仕事を手伝うことを理由に
真夜中に彼女と共にホテルを出た。



「また、ご飯でも食べようよ。
平日なら9時には暇してるから
電話してくれたらええし。」

俺のそんな言葉に
小さく頷いて彼女は去っていった。