彼女に言われるがままに、 夜景の見える山道を走ったり、 夜の展望台に行ってみたりして、 なれない道ではあったけれど、 それでも俺は 久しぶりに女性と過ごす時間を、 十分に楽しんでいた。 自分から 翌日休みの日を指定して会ってるのは きっと俺自身、 下心があってのことなんだろうけど、 そんな男心を知ってか知らずか、 海岸沿いの道を走ってる時に、 「ホテル・・・行きませんか?」 とつぶやいた彼女。