私はレオンに支えられながら、自分の部屋に戻った。 「レオン……」 「なに?」 「愛してる」 「俺もだ」 レオンの顔が近づいてくる。 私は黙って瞼を閉じ、それを受け入れた。 愛を誓ったKISSは、フルーツの味がした。 「レオン」 ――――愛してる。 この愛はいつまでも、歪まないでほしい。 純粋な、私達の愛。 この愛は、歪ませない。 −完−