本には……小さな猫が座っていた。 銀色の毛並みが艶やかで、顔立ちが妙に綺麗に整っている。 「あなた……は?」 「お主のパートナー、レオンだ」 さっきまでの重い声ではなく、綺麗な透き通った声だった。 「レ……オン」