ネウロはステップを踏むように、後ろにさがった。 そして、また約3メートル距離ができた。 今のは……なんだったんだろうか。 いきなり目の前に、現れたネウロ。 不思議でたまらない。 その不思議さで、私の怒りは薄れていた。 「水樹、お父さんと話そう」 ニッコリと微笑むネウロ。 そのネウロの一言で、私の怒りが戻ってきた。 「兄さんや、お母さんを殺して……なにが父親よ!」