レオンは紫の扉を開くと、私の方へ歩みよってきた。 私の顔にレオンの影が重なる。 「――――行くぞ」 「うぇっ!?」 レオンは突然、私を抱っこすると紫の扉の方へ歩きだした。 しかも、お姫様抱っこ。 ヒェー、顔から火が出そう!