「…ちょ…!姉さん、セクハラです!セクハラ!!止めてください!」
「ウルサイ!黙って脱げ!!」
バタバタと激しく暴れる男を押さえ込み、ボロボロの衣服の割りには高級な皮の素材で出来たそのベルトをシュルリと剥ぎ取った。
「うわあぁぁあぁ!嫌だあぁぁ!俺は、ここで乱暴されるんだぁ!!」
「気色悪い事を言うな!お前が、正直にタネを見せないのが悪いんだろう!!」
何をどう勘違いしているのか、頭を抱え絶体絶命さを存分にアピールしている男に、あたしは大きく舌打ちした。
「大体、さっきの場所からココまでどのくらいの距離があると思っているんだ!?
約、10キロ近くはあったハズだぞ…それを普通の人間が、5分足らずで駆け抜けるなんてどう考えてもオカシイだろ!!」
こんなヘタレな男と、自分のレベルが一緒だなんて思いたくなくて…あたしは、絶対にそのタネをあかしてやろうと必死だった。
「ね…姉さんだって、早く着いたじゃないですか!」
「あたしは特別な人間だ、バカ者!!いいから、黙って…ッ」
「うわ…っ!いや、マズイって!姉さん、それは本当にマズイですってぇぇ!!」
辺りに響き渡る男の断末魔なんて気にせず、あたしはそのパンツに手をかけ力一杯下に引っ張った。


