何もないガランドウの空き地
ひび割れた大地と枯れ果てた樹木が点在する中に、まるで生い茂る草木のように積み重ねられた死体の数々
しかしながら、それは必ずしも骨と朽ちて土に還るような代物では無かった。
「…誰が……やった…」
そんな呟きに答えるように強烈に吹き抜けた突風が、その憐れな骸達を小さな灰の粒子にしてさらって行く。
「くっ…」
目を開けていられない程の激しい砂埃に、腕で顔を覆いながら、わずかに残る気配を必死に手繰り寄せた。
すると、バサバサと風にはためくマントが、何もないハズの空間で、視えない何かに引っ掛かるように一度不可解な動きをした。
「……そこか…!」
それを背中で感じ取った瞬間、あたしはその微弱な気配と第6直感だけを頼りに、ブーツの底を何もない空間に向かって蹴りあげる。
『TJajg.jgpjma!』
そして、また言葉としては成り立たない不可解な声を発したソイツの姿を出現させる事に成功した。


