奈落の王女に仕えしは執事


「つってもよ、今日で終わりだ。…お前と一緒に死ぬんだぜ?」

ポケットから取り出したものは、何やらスイッチだった。
それが危ないものだと分かったとき、私は部屋から後ずさりする。

「…すまねぇ」

バルツの親指は、
そのボタンを押した。

その機械からは、
たくさんの焔やら衝撃やらが詰まった爆撃を放つ。

…私、死ぬのか。