…え? レイン?どうしたの? 「レイン?…レイン!レイン!!」 額に触れたら、物凄く熱かった。 とりあえずレインを運ぼうとするが、まだまだ遠い距離でさすがに無理だ。 「…っバルツさん…!」 あの人ならどうにかしてくれるだろう…早く、早くしなければっ…! あまり人に見つからない場所に、レインを寝かせた。 私はただ勝手に動く足に従って、バルツさんに向かう…