夏奈のうちの最寄り駅になると、


「ここでいいよ、ありがと。」



そう言って、駅から1人で歩きだそうとする



夏奈もまた好きなんだな……








「んなこと許すかよ。

あぶねーだろ。もう8時だぞ。

うちまで送るから」





「大丈夫だよ~。

あたしの事なんて、襲うような奴いないよ


心配しないで、帰んなよ。逆に心配だよ!」





ヘラヘラ~っと笑って言い切る夏奈。

馬鹿か。



「ばーか。

俺が襲うんだよ……」



うつむいた夏奈を見て、言い過ぎたと思った。