ほのかが家に帰ってくると、 「・・ほのか」 リビングから少し遠慮がちにお母さんが呼んだ。 リビングへ行くと、 両親は向かい合って座ってて、 申し訳なさそうな顔だった。 ほのかが椅子に座るのを確認して、 「・・ほのかに、謝んなきゃな」 お父さんが優しく微笑んで、口を開いた。 2人がこんな顔して笑うのを見るのは とても久しぶりで、泣きそうになった。