部屋から出て、ドアにもたれて座った。 ・・・カッコ悪・・・。アホだ・・。 未だに赤い顔を手で隠した。 美吉の部屋からは。 衣擦れの音とか、 時々ベッドのきしみが聞こえてきて。 それだけで鼓動が速くなった。 あぁ~・・もう・・・っ!! がしがしと髪をかいた。 こんなんで緊張しまくりとか・・ 「中学生か・・」 ポソっとつぶやいた。 こんなこと、絶対浩太とかに見せらんない・・。 そう思いながら、 顔の熱が冷めるのを待っていた。