「・・ろき君、大輝君!!」


「・・・んん・・??」




僕は耳元で名前を呼ばれ、
寝ぼけながら目を開けた。


・・・・あれ、寝てた・・?



教室を見回しても、誰もいない。




「やっと起きたっ!」





その声に、横を見れば。






「━・・っっ!!!!??」







・・・椅子から落ちるかと思った。





「み、みみ美吉・・・っ!!!?」






赤い顔で、わなわなと言う僕に、





「爆睡だったねぇ」



彼女、美吉は微笑んだ。