浩太と湊の声に、 ほのかはハッと反応した。 ・・・大輝君、来たの?! お弁当を広げていた手が止まる。 かわりに、鼓動が一気に速くなった。 声・・・かけに行こう・・っ!! 席を立って、 教室に入ってくる大輝に声をかける。 「━・・ひろきく・・」 「大輝くーん!ケガ平気だったーっ?!」 「・・・・ぁ・・・」 ほのかの声は、 ほかの女子達にかき消されてしまった。