俺がそれに気がつくと 海梨は走って自分の部屋に向かった。 「――海梨っ!!」 俺が呼んでも海梨は振り向かなかった。 それから後はあまり覚えてない。 母さんが 「今日は海梨も冬弥も変ねぇ。」 と言っていた気がする。