「蜜菜、うわ-焼けた!」



「まあ、仕方ないよ。
ゆかりはマッチョになった?」



「はい、それ禁句。
高杉駅にあるアイスクリーム屋さん行こう!あそこ、美味しいの。」



「いいよ-。」





ゆかりと午後の二時あたりに待ち合わせをして、花火が始まる7時まで高杉駅周辺で時間をつぶす。


まだ、花火大会までは時間があるのに、けっこう人が出てきているみたい。





───……

「蜜菜、悩みすぎ。」



悩んじゃうのは私の悪いとこ。

なかなか一つに絞れないの!





「ゆかりなら、ブルーベリーとピーチのどっち食べる?」



「私?……ピーチかな。」



「じゃあブルーベリーにしよ。」



「は!?…まあ決めたなら私の意見はまあいいや。」





それぞれ、アイスクリームを頼んで駅前の大通りがよく見えるカウンター席に並んで座った。