校長室には校長先生と、何故か萌がいた。



「加藤君も来てくれたのか…
じゃあ、座って。」


そう言われ、私は萌の隣に座り、その隣に加藤と座った。




「鷲津さん、あまり思い出したくないよね…」


「まぁ、はい。」


「…山崎先生のことは高木さんから色々聞いてるから。
他の先生方とも話しあって、処分を下したいと思ってる。」


「…そうですか。
私は、あんなことがもう二度となければいいです。
山崎先生の思いも聞いてあげてください。」


「…わかったよ。
ちゃんと考えます。」



こんな時まで、いい生徒ぶった気がするけど。
まぁ、いいや…

それより、萌があいつのことを言った内容が気になる。