「律季先輩最近さらに元気っスね。」
部活の合間後輩の尚君が側に来てそう言った。
「そう別に普通だよ。」
と答えたけど
---ほんとは
恭平と普通に話せるようになったから部活が楽しくてしょうがないっ☆
そんな事を考えてたら
「あっもしかして…
好きな人と何かあったんスか」
なんてまさかの図星をつかれ
「なっ…何言ってんの」
と自分からそうですよと言ったも同然の私。
「くくっ…先輩ほんとわかりやすすぎっスよ(笑)
可愛い-」
絶対今顔真っ赤だ…
「うるさいよっもう」
「ねぇねぇもしかして付き合ってるんスか」
尚君のその言葉を聞いて少し冷静になる。
そして
「付き合ってないよ。それでも私はいいの。」
とまるで自分に言い聞かせるように言った。
「えっ何でっスかだって…
「おいキャプテン何してんだよ(笑)」
尚君の声に被った部員の声の方向を見ると
恭平が持ってたらしいドリンクをぶちまけていた。
「キャプテン何やってんの(笑)」
駆け寄って行った私に
「別に…」
て無愛想に言う恭平。
こういう時は拗ねてる証拠。
尚君にヤキモチ妬いてたの
ヤキモチは嬉しいけど困るよ。
恭平が可愛いすぎて愛しくて…
今ここでぎゅってしたくなっちゃうから。

