「お前を起こしに来たら、その・・・お前が急に・・・////」

「ほぇ?」

そう。

奈々が腕にしがみ付いていたのはルウェだたのだ。

「王子・・・国王に申しつけますよ・・・」

第3者の声。

「フェイ!////」

フェイと呼ばれた少年は目がすわっている。

すると真っ赤な顔だったルウェが真っ青になる。

「どちら様ですか?」

ベットに座った状態で奈々が言う。

(ナイス!!)

ルウェは密かにガッツポーズした。

「国王からのご命令であなたのお世話をする事になりました。アクバール・フェイです。」

「なに!?」

フェイが言った事に驚くルウェ。

「こ、こいつの・・・は、裸だけは見るなよ!!」

言い切ったと同時にルウェが赤くなる。

「・・・は?くだらない。見るわけないでしょうが。」

フェイはにらみつけた。

それに驚いて部屋を出て行った。

「さぁ。奈々様お着替えしましょうね。」

「ほえ?これじゃぁダメですか?」

「えぇ。それは寝巻きですからね。」

「うん!わかった!奈々着替えるねっ」

そんな奈々にフェイは微笑む。