「僕達は交わってはいけない・・・」

フェイが言った。

だが、やはり俺達は奈々が大好きであの笑顔を守りたくて。

ただそれだけで・・・

自分が悪魔なんて忘れてた。

ただ・・・

奈々が好き。

「俺は・・・それでも奈々が好きだ。」

「当たり前じゃないか。」

兄上が言う。

「確かに奈々は僕達とは違う。でも心は一緒だ。それでいいじゃないか。悪魔とか天使とか関係ないよ。」

「兄上・・・」

「王、王子。奈々様の様子見にいきましょう。」

「「あぁ。」」

俺達は何でも奈々を助ける。

奈々が好きだから。

そう決意した。