たかおとマッコイは、道すがらバケツを調達した。 直径35㎝高さも同じ。 まだ大きなバケツでも良さそうだが、マッコイいわく 「こいつに半分、水が入るんだぜ。運ぶの俺だし。」 もっともである。 犬にとっては、重い物をくわえて運ぶのは、本来 苦痛なのである。 「そうだね。僕はケイコちゃんがいるから、付いて行けないし。」 「なにがケイコちゃんだよ!チビ助のクセに(笑)」 「チビ助言うなっ!」 ここも、わだかまりのありそうな二匹である。