『母上ッ!!』

私は息が乱れ、
目には涙が溜っていた。

『夢‥。』


『ん‥。どうしたの?』

ブライトは目を擦りながら
起き上がる。

『どうしたのその汗ッ!!』

『いや‥悪い夢を見た。』
私は夏の熱いときの様に
汗を掻いている。


嫌な


夢を見た。









これは

何を意味するんだろう?



少しゾクッとした。

海に向かっているときに

そんな夢を見れば無理もない。




『大丈夫。
少し風にあたってくる。
バリアから出なきゃ
大丈夫だよね?』

『うん‥まぁ』