『俺だって、お前に触れたいと思う。 男なんだから、当然だ。 だが……触れようとする度に、 怖くなるんだ。 一度触れたら、理性が吹っ飛んで…… お前を、壊してしまいそうで。 だから……… もう少しだけ、待ってくれないか? 好きだから……愛してるから、 大事にしたいんだ。 それまでは、触れる代わりに 言葉で伝えよう。 お前が俺に不安な気持ちを素直に 言ってくれたように、俺もお前に 不器用なりに素直な気持ちを伝える。 そうすれば、もう不安に ならなくて良いだろう?』 .