レイくんの事を考えないわけではなかった。
(今頃レイくんはあのクリスマスツリーの傍で待っている?)
あたしはレイくんより長谷川さんを選んだ。
(だから・・・待たないで・・・)
「・・・さん?夏姫さん?」
彼が呼んで夏姫は我に返った。
「え?あ、あの・・・・」
「どうしたの?上の空かな?」
にっこり王子様の微笑を浮かべる瑞樹に夏姫は申し訳なさそうな顔になった。
「ごめんなさい・・・」
「もしかして鳥居さんの事、気にしてるのかな?」
「・・・本当は長谷川さんと鳥居さん 付き合っていたんですよね?あたしは知らなかったけど社内では有名だったって」
夏姫は言ってしまうと喉が渇いて目の前のワインを一口飲んだ。
「・・・嘘ついてごめんね 本当は付き合っていた 彼女とはきちんと別れた。俺は君が好きなんだ 付き合って欲しい」
(やっぱり付き合っていたんだ・・・)
愛の告白に夏姫は戸惑った。
こうして話をしてみるとだんだんと彼に惹かれていた気持ちがしぼんでいくのを感じていた。
(今頃レイくんはあのクリスマスツリーの傍で待っている?)
あたしはレイくんより長谷川さんを選んだ。
(だから・・・待たないで・・・)
「・・・さん?夏姫さん?」
彼が呼んで夏姫は我に返った。
「え?あ、あの・・・・」
「どうしたの?上の空かな?」
にっこり王子様の微笑を浮かべる瑞樹に夏姫は申し訳なさそうな顔になった。
「ごめんなさい・・・」
「もしかして鳥居さんの事、気にしてるのかな?」
「・・・本当は長谷川さんと鳥居さん 付き合っていたんですよね?あたしは知らなかったけど社内では有名だったって」
夏姫は言ってしまうと喉が渇いて目の前のワインを一口飲んだ。
「・・・嘘ついてごめんね 本当は付き合っていた 彼女とはきちんと別れた。俺は君が好きなんだ 付き合って欲しい」
(やっぱり付き合っていたんだ・・・)
愛の告白に夏姫は戸惑った。
こうして話をしてみるとだんだんと彼に惹かれていた気持ちがしぼんでいくのを感じていた。