天国に近い場所

もう、なんなの!?


私たちはさっきと一緒で、一つの浮輪に二人で入っている。

だけど一つだけ、さっきと違うことがある。それは…



今は、お互いが向かい合わせになっているということだ。

向きを変えようとしても、龍美は猛スピードで沖を目差していてとても動ける状態ではない。




これじゃあ、本当に抱きしめられてるみたい…

私は、恥ずかしさを必死で堪えていた。













「良かった…間に合った…」


しばらくすると、龍美の動きが止まり、龍美はホッとしたように空を見上げた。