天国に近い場所

龍美はそう言って、どこかに走って行ってしまった。





金づちで何が悪いのっ

誰だってひとつは、不得意なものがあるもんでしょ!


でも私、勉強もスポーツも全然ダメなんだよね(笑)


得意っていったら…

まあ、料理くらいか?



でも昨日は指切っちゃった(汗)


ふと、昨日包丁で切った指をじーっと眺める。





料理もダメじゃん。

取り柄ないなぁ、私…






「志乃!見て!」

「ん?……でかっ!」


龍美が私を呼ぶ声がしたので、振り返ると…龍美は大きな浮輪を持って、こっちに走って来た。





「どうしたの??そんなデカイ浮輪」