天国に近い場所

「やらねぇよ。だってサーフボード持って来てねぇし…それにたまにはサーフィンなしってのもいいしな」


龍美は、頭をボリボリと掻きながら笑って言った。





「なんだ。じゃあ早く言ってよね…」

「お前が早く気付けよっ」

「ハイハイ、すいませんでした!でも…ね。私、泳げないんだ。金づちなの…」

「………ぷ。マジかよ?ださ」


龍美は、ケラケラ笑い出した。






「うるさいな!ほっといてよねっ」


さっき龍美に貸したタオルを、龍美の顔に投げ付ける。




「しょーがねえな。ちょっと待ってろ」