天国に近い場所

家から10分程度坂を下ると、龍美と初めて会ったあの海が広がっている。

今日は人が賑わっていて、迷子になりそうだ…






「迷子になんなよ」


龍美は私の手をしっかりと握り、砂浜を歩く。





「志乃お姉ちゃん!」

「健太郎くん!」


すると、健太郎くんとバッタリ行き合う。

健太郎くんは、同い年くらいの男の子と砂浜で遊んでいた。





「帰る時迎えに来てね♪」


そう言って健太郎くんは友達と手を繋ぎ、海の方に走って行ってしまった。



やっぱり子供は、子供同士がいいんだなー

カワイイ♪




「志乃!パラソル取って」

「あ、はいっ」


龍美はスコップで数センチ砂に穴を掘り、私が渡したパラソルを砂浜にさした。