天国に近い場所

「そういえば…健太郎くんは?」


さっき買い物から帰って来た時は、リビングにいたのに‥





「ああ…友達と一緒に、先に海に遊びに行ったよ」


正樹さんがサーフボードを抱えながら、私に笑顔で言った。





「子供だけで?」

「ううん。その健太郎の友達と一緒に住んでる人と。俺らも知ってる人だら、心配しなくて大丈夫だよ」



正樹さんはまたニコッと笑った。




そっか。

なら大丈夫だね。






「早く行くぞ」


龍美は私の手を握り、玄関に連れて行った。そして、素早い動きでビーチサンダルを履いた。