天国に近い場所

龍美・・


「だからちょっとは反省して、頭冷やせ。………志乃?」


龍美は立ち上がり、タバコをくわえながら私を呼ぶ。



!?


「なに?」

「ちょっとおいで」


そう言って私に手招きしながら、寝室に入って行く龍美。

私は夏莉の背中から手をそっと離し、小走りで寝室に入った。









パタン‥

寝室のドアを閉める。



振り向くと、龍美はベットに寝転がりながら、タバコを吸っている。




「…なに?」

「おいで」


龍美が私に手を差し出す。