「抱き着くなら俺に抱き着けよ」

「!」

「ちょっと〇ッキーどいてね」





!?


そう言って龍美は、ぬいぐるみを床におろし、私を自分の膝の上に乗せた。





「遅くなったけど、誕生日おめでと」

「‥うん、ありがとう」




ごそごそ



「………っ!!」


龍美はニコニコしながら、私の服に手を入れてくる。






「あ…もう一個プレゼントがあるんだ」

「えっ?」



そう言うと龍美は私の手を掴み、私の手の平に何かを握らせた。