天国に近い場所

龍美が私に向けた笑顔は、

飾りのない、無邪気な‥子供のようだった…





「正樹に自慢しよ」


そう言って私に抱き着く龍美。

私はそっと…龍美の背中に手を回した。






「………」

「………」



しばしの沈黙。

そして‥




龍美は私からそっと体を離し、私を真っすぐ見つめる。

私は金縛りにでもあったかのように、龍美の瞳から目が離せない。





「志乃キスして」



表情を変えずにそう言った龍美に、私は龍美の頬に手を添えてそっとキスをする。