天国に近い場所

「ちょっと、そこの二人!ノリ悪過ぎっ」


曲が終わりマイクをテーブルに置いて、龍美の隣に座る。




「お前‥キャラ変わり過ぎだろ(汗)」


龍美がタバコを吸いながら、私を呆れた表情で見てきた。




「カラオケ来たなら、あれぐらい歌わなきゃつまんないじゃんっ」

「いや、お前の歌唱力は認めるけど……あんなに歌って躍ってて疲れねぇのか?」

「全然」

「あっそ(汗)」


私は電モクを取り、次に歌う曲を選び始める。



実は私、

見かけによらずカラオケ大好きな人。