龍美さんは私に顔を近づける…



「龍美さんっ!顔が近い…!」

「俺と話す時…敬語禁止。あと『龍美さん』の“さん”はいらないから」

「えっでも……」


一応……年上なんだし。

いきなり“呼び捨て”なんて…





「よろしくな」


ペシッ


「いった」



そう言って龍美は、私にデコピンをした…





「ハハ」


笑いながら、ベランダに向かい歩いて行く龍美。

私もおでこを押さえながら…ベランダに向かった。









「お。イイ感じに焼けてんな」