天国に近い場所



っっ!!



「きゃーーーーあああ!」














「ったく。お前は包丁もまともに使えねえのかよ(汗)」

「すいません…(涙)」


龍美さんが、私の指を消毒してくれる。


ぼんやりと考え事をしながら包丁を使っていたら、指を思いっきり切ってしまった。




「この国で傷を付けると、現実の自分の体にも傷が残るんだぞ」

「そうなんですか!?」

「ああ。だから『俺から離れんな』って言ったんだ。この国でもし心臓をナイフで刺されたら、現実のお前は死ぬ」

「・・・!」

「それを踏まえた上で、絶対俺から離れんな。わかったか?」



そう言いながら、龍美さんは私の指にペタッと絆創膏を貼ってくれた