天国に近い場所

龍美が心配そうな顔で、私のことを見ている…



「‥どこもケガしてねえ?」

「う、うん……してないよ……」

「よかった…」





そう言って龍美は、力が抜けたようにベットに倒れ込んだ。





「あ、あの………龍美?」




隅っこにいた愛さんが、龍美に話し掛ける。


すると龍美は、一瞬で顔色を変えた。





「あの‥その………ご、ごめんなさい!……傷、痛いでしょ?」


愛さんが深く頭を下げている。




「全然余裕。こんなもん、痛くもかゆくもねえよ…」